らんどせる①

ナイキのランドセル

らんどせる①

「ナイキ」はアメリカ・オレゴン州に一九六八年に設立されました。
経済学を勉強していた学生のフィル・ナイトと陸上コーチをしていたビル・バウワーマンの二人がナイキの前身となる「ブルーリボンスポーツ社」を設立。
日本からアシックスのランニングシューズを輸入し、アメリカにて販売していました。
利益拡大の為、アシックスの競合会社のアサヒコーポレーションでトレーニングシューズを生産して「ナイキ」のブランド名で販売を開始しました。

ナイキと言えば、社名と同じ位有名なのが「ロゴマーク」です。「スウッシュ」と言い、一九七一年に商標登録されました。
創設者フィル・ナイトが講師をしていた大学で出会った、キャロライン・デビッドソンが作りました。
ニーケーという勝利の女神の彫像の翼を主題としてデザインされたものです。その形は躍動感・スピード感を表現しています。

次はナイキの商品の特徴です。ナイキのシューズに生かされている科学技術は、主なもので「ワッフルソール」、「エア」「ルナロン」があります。
「ワッフルソール」は、弾力性・接地面をしっかりとらえ、アスファルトなど色々な路面状況に対応ができる靴底の事です。
「エア」は、一九八二年に初めてエアを使用したバスケットシューズとして発売されました。
その後、元バスケ選手のマイケル・ジョーダンの名前をとった「エア・ジョーダン」というバスケットシューズが有名になりました。
「エア」の特徴は、一大ブームを巻き起こした「エアマックス」というランニングシューズにも採用された技術で、靴底に衝撃を吸収するため入れたエアバッグの事です。
「ルナロン」はシューズ内側の中心に柔らかい樹脂を使用し、外側の橋渡しの部分に硬い樹脂を使用した二層構造により、弾力性が生まれ、履き心地を良くした事です。

そのような技術を製品開発に大いに生かし、サッカーシューズなどスポーツ用品の生産はもちろんの事、
スポンサー活動、日本では「ナイキジャパン」として、Jリーグ・プロ野球チームとの契約や商品供給を行っています。
「ナイキジャパン」は本社を東京都品川区に置き、商品の配送を千葉県富里市で行っています。
また全国各地に直営店があり、実際に商品に触れて購入することもできますし、
ネット販売も行っているので、自宅で商品を購入する事も可能です。
「ナイキ」の製品は、今や幅広い年齢層に対応しており、シューズはベビーサイズからあります。
またそれぞれのスポーツ、性別など個々のライフスタイルに合わせた商品など多種多様な製品を販売しています。

そんな「ナイキ」の製品ノウハウを生かしてスポーツ用品では無いものも販売しています。それは「ランドセル」です。
人間の可動域で使用できるように物・環境を設計し、
正しく効率的に動けるようにという考えの「人間工学」に基づき、調整可能、衝撃を吸収するショルダーベルトと上部の持ち手により、持ち運びが便利で快適。
背カンが上にあるので、ショルダーストラップとバッグをしっかり固定します。
かぶせの部分・肩ベルトには「フィルウェル」という人工皮革を使用しており、なめらかで光沢があるため、
ランドセルを引きたてます。その人工皮革は柔らかくしなやか、雨に強いようです。
そしてあのかっこいい、「ナイキ」のロゴマークはかぶせの下、真ん中とサイドに入っています。
ランドセルは重量約一二〇〇グラム程あり、一般的なランドセルより、少し重いようですが、六年間使用する子どもの事をよく考えた造りになっています。
「ナイキ」のランドセルは、男の子からとても人気があり、入学前年の夏に販売されると、
ネットショップや百貨店では、人気の色だとすぐに売り切れてしまう店舗もあるそうです。
スポーツシューズに始まり、時代に応じて人々の求めるものを作り出してきた「ナイキ」。今後の発展も楽しみです。