らんどせる⑥

生田ランドセル

らんどせる⑥

生田ランドセル

【生田ってどんな会社?】

株式会社生田は、1955年に大阪市生野区にて、鞄職人である生田正雄氏が鞄製造を開始。その後、三重の工場へと拠点を移し、ランドセル大量生産へと方向転換した事業を展開するも、2代目である生田達夫氏が、本当に作りたいものはこれではないという思いから三重の工場を撤退。熟練の職人を引き連れて生田鞄発祥の地である大阪市生野区へと戻り、“手作りランドセル”のみを作っていく工房として再び歩み始めました。
生田達夫氏自らも東京の名店である”吉田かばん”にて三年間修行を経験。
創業者の吉田吉蔵氏が掲げた”一針入魂“の精神を学んだ上で、創業者であり鞄職人である父の跡を継ぎ、1点1点熟練した職人技が光る他にはないランドセルを生野の地で作ることを決意します。
生田のランドセルは、作業工程すべてが熟練職人による手作業というだけでなく、生野区内にあるランドセル工房生田にて製造されています。
工房向かいにオープンしたランドセル工房生田ショップでは、常時130点以上のランドセルが展示されており、“見て”“触って”“背負う”ことができます。
また、全国各地でランドセルの展示会を開催すると同時に、ネットオーダーによる販売も行っていますので、他にはない生田オリジナルのランドセルを使用する愛用者は大阪のみならず全国各地に広がりを見せています。
近年、耐久性、軽量性、デザイン性など顧客からのニーズが多岐にわたるランドセルですが、生田ではランドセル工房にて直接職人さんにオーダー箇所を相談することも可能。一人一人の希望に沿ったランドセル作りを実現しています。

【生田のランドセルって?】
さて、熟練した職人さんの手作業により生産されたランドセルということはおわかりいただけたかと思いますが、その他、生田のランドセルの特徴とは何でしょうか?

・人工皮革を使わず本革にこだわる:
最近のランドセルは、軽量化とコストダウンを実現するために、人工皮革を使ったものも大量生産で多く販売されていますが、生田は素材にこだわりをもち、ランドセルには本革を使用しています。その理由は“子どもの心を育てる素材である”ため。革の質感にはぬくもりがあるためと言います。使い続けるほどに魅力を増す革という素材が子どもたちの心を育てるものという信念を持ち、本革素材にこだわっています。

・生田公房内で一貫生産:
ランドセルを製造するためには200以上の工程が必要と言われていますが、生田ではその工程すべてを公房内で一貫生産しています。革の裁断から縫製、鋲打ち、金具などパーツの取り付けなど全工程を公房内の職人による手作業で丁寧に行うため、顧客の細かな注文にも糸や鋲など使用するものを選び、応えることができています。

・他にはないデザイン性の高さ:
生田は、コードバンプレミアム匠、Bonjour hana、オリジナル和柄ランドセルの3種において、かばん創作技術ファッションコンクールにて大阪府商工労働部長賞、大阪市長賞を受賞しており、そのデザイン性が高く評価されています。
また、数多くのメディアにも取り上げられた経歴を持ち、そのデザイン性の高さに魅かれて購入を決意する人も少なくありません。

・質感が高く丈夫:
生田のランドセルはすべて本革を使用していますが、本来は水に弱い革に強力な撥水加工を施し、片崩れを防ぐために大マチ部分には特殊樹脂を使用、特に力がかかる部分は丈夫な糸を手作業で縫い付けるなどの工夫をしています。そのため、本革ならではの高い質感と、耐久性を兼ね備えたランドセルを作ることに成功しています。

・糸は鋲などカスタマイズできるポイントが多い
生田のランドセルは5種類のランドセルをベースとして、内装や革の種類、ステッチ、縁取り、金具、鋲など顧客のニーズを受けて作るオーダーメイドランドセルが人気です。
この細やかなオーダーに応えるだけの技術を持った職人が、生田のランドセルを支えており、例えば“黒のランドセルがベースでありながら女の子らしい仕上がりのランドセル”を完成させるなど、他ブランドでは実現が難しいニーズにも応えることができます。

このように、魅力的な生田のランドセルですが、完全なる日本製、しかも鞄職人による手作りであるにも関わらず、価格帯も5~7万円代のランドセルが充実しています。
人工皮革を使用した大量生産のランドセルと比較すると少々価格が張りますが、製造工程を知ると納得の価格ではないでしょうか。

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