らんどせる⑦

海外の子ども達はどんなバックを使っている

海外の子ども達はどんなバックを使っているのか?

日本政府観光局が9月に行った発表によると、2015年の1から8月までの訪日外国人客数は前年同期比49%増の1287万人だったそうです。これは2014年の年間の1341万人に匹敵する数字ということで、海外から日本に観光などで訪れる訪日客数は今年度もさらに更新することが確実になってきました。その海外からの旅行者が、日本からのお土産としてランドセルを買って帰るということが最近話題になっています。ランドセルって日本では当たり前に小学生が使っているものですが、海外の方から見たら珍しいもののようなのです。

では、海外の子ども達、特に小学生位の子どもは学校に行く時に、どんなバッグを使っているのでしょう。調べてみたところ、アメリカ、イギリスやフランスなどヨーロッパ、東南アジア、南米と、どこの国でもだいたい以下のような意見が多いようです。

・指定のバッグがあるわけではなく、形や大きさ等は決まっていない。
・ナイロン製のリュックが多い。
・スーツケースを使っている国もある。
・好きなキャラクターのものを使っている。

これは、日本とは大違いですね。日本のランドセルといえば、革か合成革で重たく、縦長で色も赤と黒が多く、皆同じようなものを背負っているイメージです。値段も1万円から、良いものでは10万円するものもあるようですから、ナイロンのリュックとは本当に正反対です。また、キャラクターについては、小学校によっては、「勉強にキャラクターは必要ではない」「お友達とのトラブルの元」と筆箱や鉛筆もキャラクターは駄目と低学年で言われることもありますから、ランドセルの背中にキャラクターの絵が入っているなんてもってのほかでしょう。外国の方から見たら、日本の小学生は堅苦しいというか、なんとも特異に見えるでしょうね。

ところで、実は日本も文部科学省などで小学生はランドセルを使わなければいけないと指定しているわけではないということ、ご存じでしたか?私立の小学校などは制服と一緒に指定の校章入りのランドセルを揃えるところもありますが、公立小学校は絶対ランドセルではないとだめということではないのです。
思い返せば、かなり昔になりますが、筆者自身が小学生だった頃も9割方は定番のランドセルでしたが、中には横型のランドセルの生徒や、リュックサック、斜め掛けのバッグの生徒もいました。そういう子たちを、「おしゃれだな」「かっこいいな」と思うことはありましたが、自分もそうしたいとは思わなかった気がします。皆でお揃いの方が安心するとか、そういう気持ちが働いていたのでしょうか。
日本人は「右にならえ」で同じもの、定番のものを使いたい、子どもに使わせたい、その方が安心だと考える傾向にありますね。それに対して、海外では個性を前面に打ち出すほうが良いという考えがあり、そういうお国柄の違いが子どものバッグにも表れているのでしょうか。

尚、スーツケースという国もありましたが、これには驚きませんか?スーツケースといっても海外旅行に持って行くハードなタイプのものではなくて、最近日本でも女性を中心に持っているのを見かける、小型のナイロンのキャリーケースのことを言います。東南アジアや南米の一部の国では、学校が朝スタートと昼スタートの2部制になっていて、同じ教室を2回使います。そのため、生徒は荷物を学校に置いて帰れないために、キャリーケースで全て毎日持って登校し、授業が終わったら全て持って帰るからなのです。子どもが急増していて、学校が足りず、教師も足りないために2部制にしているという事情のようです。日本では子どもが減って小学校の統廃合も進んでいますので、なんとも羨ましい限りです。ただ、その国のお父さんお母さんは大変で、重い荷物の子どものために、登校と下校と送り迎えをしているそうです。

日本のランドセルと海外の子どものバッグ、比べて見ることでそれぞれのお国柄や事情がわかってくるようで面白いですね。

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